ピンクスライム肉、やっと本国で話題になる  

もう2年も前の話になります。その頃私がこのブログで「アメリカ産の肉に注意
して下さい」(こちら)という記事を書いたのを覚えていますか?
アメリカで加工される肉のひどい生産方法を批判した内容に、読者数が少ない
ブログにも関わらず、半数近い方が「拍手ボタン」を押して共感して下さい
ました。その時あらためて日本人の健康意識の高さに誇りを感じたものです。

その記事の中ほどに、「バーガー用のミートなどの生産過程でアンモニアを
使っているそうです。」と書いてたんですが、最近になってこういう肉が「ピンク
スライム」と呼ばれ、米国内で問題視されるようになったのを、日本でも報道
で知った方は多いでしょう。ニュースを見逃した方は→こちらへ

あれから2年もたってからやっとですよ?本当に、本当に、アメリカ人の健康意識
の低さ、無知には驚かされるとともに呆れてしまいます。


frittata 001
(写真はピンクスライム肉の生産を減らすことにした業者のニュース)

さてそのピンクスライムというひき肉が、どうやって作られているかの説明がこちら
にあります。リンク先→こちらへ
英語では、このように説明されてます。(新聞より)
The lower-cost ingredients is made from fatty bits of meat left over from
other cuts. The bits are heated and spun to remove most of the fat. The lean
mix then is compressed into blocks for use in ground meat. The product is
exposed to ammonium hydroxide gas to kill bacteria, such as E.Coli and
salmonella.

このアンモニアで消毒されたひき肉というのは、焼くだけでハンバーガーに使える
バーガー用のパテだけに使われると思っていたのですが、上のリンク先報道に
よると、水増し用の材料として多くのひき肉に混ぜられているとなってますね!
これはちょっと衝撃的なニュースでした。2年前の記事を書いてから我が家では
牛ひき肉は必ず「抗生物質もホルモン剤も不使用」とラベルに但し書きがあるもの
だけを購入してきましたが、もしやそのような肉にでさえ混ぜ込まれているとしたら、
アメリカで牛ひき肉を使った料理は一切できないですね。。。。

しかもアメリカ農務省が「3000トン以上もまとめ買いしている」とか、安全だから
問題ないという見解を示していることがより不信感を強めました。確かに食べてすぐ
死ぬとか病気になるものではないでしょうけど、国が国民の健康を守ってくれなかったら、
消費者は一体誰を信じればいいんでしょうか。怖い話です。日本で数年前食肉業者たち
が生産地偽装したとか、生産年月日をごまかしたとかで大騒ぎになったけど、そんな事
はアメリカ政府にしてみればバカのような話でしょうね。

ところで、こういう写真もネットに出回っていますが、見た事ある方いますか?
MECHANICALLY-SEPARATED-CHICKEN-MCNUGGET.jpg

私はこの写真を地元の新聞で最初に見たので、これがピンクスライムなのかと思って
ましたが、これまた別のものだとビデオで説明してます。



英語のビデオですみません。下の方のマークで字幕を出すこともできますが、会話
の一部がこちらのリンク(クリック)に載ってるので転載します。
その前にこの二人が何話しているかというと、こんな感じ。
「最近よく出回っているこの写真の正体は、なんだと思う?
それが、これはどうもチキンのありとあらゆる部位を機械にかけてペーストにした
ものらしく、ほとんどのチキンナゲットの材料として使われているらしい」


Someone figured out in the 1960s that meat processors can eek out a few
more percent ofprofit from chickens, turkeys, pigs, and cows by scraping
the bones 100% clean of meat. This is done by machines, not humans, by
passing bones leftover after the initial cutting through a high pressure
sieve. The paste you see in the picture above is the result.
要約:60年代にさかのぼるが、当時からチキン、ターキー、牛豚を100%活用するため、
機械で骨についた肉ですらこすぎ取ってプロセスしたペーストがこの写真の物体というわけ。

There's more: because it's crawling with bacteria, it will be washed with
ammonia...Then, because it tastes gross, it will be reflavored artificially.
Then, because it is weirdly pink, it will be dyed with artificial color.
しかもアンモニアで殺菌し、その結果まずくなったから、さらに人工調味料で味つけし、
色もエグイから人工着色料で色を変える。

すごいですね。こういうものがナゲットだけでなく、ホットドッグのウインナとかにも
入ってるとか言ってるようです。こういう物体は、英語でmechanically separated meat
(マシンで分別された、の意味。)と呼ばれ、ビデオの最後の方では、

「good newsもありますよ。今はUSDA(農務省)は食品の材料ラベルにこれが含まれて
いる場合はその旨mechanically separated meatと表示しているということなので、
食べたくない人は選ぶことができますね。」と言ってます。そもそもピンクスライムを
買い込んだり安全とか言うような政府の言う事自体、何も信用できないんだから、
ラベルの内容も本当かどうか怪しいものです。

アメリカに暮らしていると、アメリカ人の半分は食生活が健康に与える影響に無知で、
半分は知識はあるけど好きなものは我慢せずに食べて病気になったら医者に治してもらう
からいい、と考えているかのように思えます。肥満率も異常に高いんですが、逆にいうと
みんなが太っているから不健康に太ることの罪悪感が低いとも言えるでしょう。
アメリカに果敢に食品問題改革のため乗り込んだイギリス人シェフのジェイミー・オリバー
がこの問題のカス肉ペーストを使ってチキンナゲットを作るデモをしたところ、子供
たちがそれでもナゲットを食べたいと反応したことにガッカリしたとリンク先のどこか
にもありましたね。主人の友人夫妻の子供のバースデーに呼ばれて行った時、そこの
奥さんが子供たちに冷凍のナゲットをチンしておやつに与えていたのを思い出しました。
子供の頃からジャンクを食べて育ってたら意識を変えるのはやはり難しいでしょう。。

昔はよく「日本はアメリカの30年後を追ってる」と言ったものですが、アメリカが日本の
健康意識に、はたして30年後に追いつくでしょうか。アメリカの30年後は、ガン患者
の数が今の30倍になっていないことを祈るばかりです。

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Posted on 21:17 [edit]

category: アメリカのFood事情と健康

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